子どもへのイライラでパンッパンに膨らんだ感情の風船は、子どもと一緒にガス抜きするしかないよね

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(雑考です。ベタ打ちです)

昨日は小学一年生の娘の言動と行動に怒りでワナワナと全身が震えた。

怒りという感情とその鎮めかたについて思うところがあったので推敲せずテキストを叩きつけることにする。

※皆が求める怒りの解決策については一切書かない予定なので期待せぬよう

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何が怒りを呼び起こしたか

僕と娘(小学一年生)は別行動をとっていた。

僕は用事で外出していて、小学一年生の娘は自身が強く希望して友人の家に遊びに行っていた。娘の友人の母(以下、ママ友)とはメッセンジャーを通して連絡を取り合えるようになっていて、帰りが遅くなることは伝えてある。

以下、状況をざっくりと再現する。

今日はどうにもものごとがうまく回らない一日。とにかくやることなすこと空回りしてしまっている。無駄な運転を2時間くらいしていて、今はどこにも動けず待機。

イライラ2%

ふとケータイを見るとママ友から不在着信とメッセンジャー通知あり。『◯◯ちゃん(娘)が「パパがいない」って泣いてしまったので電話しました』とメッセージ。この時点で18:00くらい。

とりあえず電話して変わってもらう。娘が電話口で「どうしてもおばあちゃんの家に泊まりに行きたい」と言う。僕は「今日はお家でのんびりしようよ。もうすぐ迎え行けるから」と応える。でも娘は「どうしても行きたい」と言って譲らない。

イライラ5%

そのためにどのくらいの時間がかかるかざっくり想像。迎えに行くのに30分、祖母宅に送るのに30分。さらに自宅に独りで帰るのに30分。合計1時間30分の運転。げげげ。

今日は上の子や下の子を他所に連れて行ったりなど、すでに長時間運転している。さらに1時間30分も運転しなければならないのは猛烈にメンドクサイ。ヤダ。無理。娘と再交渉。

「今日はお家で一緒にのんびりしようよ」「明日にしよ?」

何度も確認するけれど、応えはやはり「どうしても行きたい」。

イライラ10%

うーん…… しかたないか……。ママ友宅に迎えに車を走らせる。

昨日大雪が降ったので路面状況が悪く運転しにくい。しかも仕事帰りのラッシュでけっこうな渋滞。30分かけて到着。娘は電話では泣いてたのに普通な感じ。これは再交渉できるのでは。

自宅はすぐ近く。家でのんびり過ごすなら今のタイミングしか無い。娘に重ね重ね「今日はおうちでのんびりしよう」「明日にしよう」と確認、というか宣言。それでも「本当に行きたい」との返事。

ぐぅ…… しかたない。出発。またあの悪路を30分運転するのか。嫌だ。

イライラ20%

ここで大事件が起こる。

25分ほど運転してもうすぐ祖母の家に到着というところ。娘の口から言葉の暴力が僕に投下される。

「今日はお家に帰りたい」

ドーン

俺っち大爆発

イライラ100%

戸愚呂弟100%の降臨

これもんである

出典:幽遊白書(冨樫義博)

深い絶望感と諦観漂う視線を見よ

「何回も確認したよね」

「自分で泊まりに行くって決めたんだよね」

「俺、30分かけて迎えに来たんだけど」

「30分かけてここまで送ってきたんだけど」

「30分かけて帰らなきゃいけないんだけど」

耳から入る自分の言葉で怒りを自己増幅

怒りの高速増殖炉

怒りの複利運用

怒りの永久機関

怒りのサイクロトロン

豊平川を北上するロードはマッドマックス怒りのデスロードだった

イライラ100%中の100%

戸愚呂弟100%中の100%降臨

これもんである

出典:幽遊白書(冨樫義博)

力 is パワー。パワー is フルパワー

「誰のために行ったり来たりしてると思ってんだ」

「何回も何回も何回も確認したよね」

(何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度もも何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も)←心の声

「確認したよね?」

「……」

「……」

「……」

ひとつだけ聞きたい

出典:幽遊白書(冨樫義博)

「いいからグダグダ言わないで今日は泊まってこいや」

アリーヴェ・デルチ

怒りは他の感情で置き換え可能か?

怒りをどうコントロールするか、怒りとどう付き合うか、怒りをどう鎮めるか、という書籍がたくさん出ていますが、実は一冊も読んだことがない。

読んだほうがいいのかもしれないが、結局どこかに感情を投げ出しても数日後に数倍になって返ってくるものだと思っている。

そもそも「甘いものを食べて忘れる」とか「酒を飲んで忘れる」とか「買い物をして憂さ晴らしする」といった怒りを他の感情に置き換える方法というのは、「いつもそうしたいと思っているけど普段は我慢している」という欲求でないと代替できないものだと思っている。

言ってることがわかるだろうか。

例えばをラーメンを食べることで怒りが消えるという人は「ラーメン食べたい」と普段から思っている。お酒飲んでポテチつまんでダラダラすることで怒りを忘れる人は「お酒飲んでポテチつまんでダラダラしたい」と普段から思っている。女の子のいるお店に行けば怒りが消えるという人は「女の子のいるお店に行きたい」と普段から思っている。すべてを忘れてふて寝すれば怒りが消える人は「すべてを忘れてふて寝したい」と普段から思っている。誰かとしゃべり倒すことで怒りを忘れる人は「誰かとしゃべり倒したい」と普段から思っている。

そういった気持ちを普段押さえ込んでいるのであれば、緊急時にその欲求を解放するだけで怒りの感情が一時的に上書きされることもあるだろう。

でも、普段から抑圧している欲求がないと、怒りの代替手段が浮かばないのである。それはポッと現実逃避的に浮かぶものじゃない。意識してるしていない問わず、普段抑圧されている欲求があってそれを解放するからこそ、怒りの感情を代替できる。

違う?

行方不明の欲求はどこを彷徨っているのか?

さて、困った。僕にはあんまりその押さえ込んでいる欲求というものがない。

実はこのブログの中で最も検索にかかって読まれている記事がある。

これだ。

『人間の三大欲求を健全に満たすこと。とくに性欲とか』

人間の三大欲求を健全に満たすこと。とくに性欲とか
こんにちは、ずかんです 三大欲求が健全に満たされれば人間はこじれない そんな話をしようと思います。 え? 私ですか……

みんなどうやら三大欲求にとても興味があるらしく、検索して読んでくれている。

そう、人間の存在価値たる三大欲求、僕の場合は未だ行方不明なのである。

もともと「怒りを他の感情を上書きしようとしても根本原因と向き合って和解しないと後々何倍にもなって返ってくる」と思っているが、さらに「緊急避難のために一時的に抑圧された欲求を開放する」ということすらできなくなっていることに、昨日の一件で気がついてしまった。

だって、すがる欲求が行方不明だから、すがりようがない。抑圧している欲求がない(わからない)のだから、解放のしようがない。

ゆえに、猛烈にイライラしている帰りの運転中に、「ラーメンでも食ってやる!」とか「ビールとポテチ買って飲んだくれてやる!」とか「女の子のいるお店にいってブイブイ言わせたる!」とか「帰ってすぐふて寝してやる!」とか、思えない。

この怒りはどう取り扱ったらいいのか?

膨らんだ感情の風船がパーンと破裂するまで待つしかないのか?

結局、タイトルで言い切っているように、

子どもへのイライラでパンパンに膨らんだ怒りの感情の風船は、子どもとの関係性の中でガス抜きするしかない

のである。

一時的に普段抑圧している欲求を開放して風船のガス抜きをしたと思っても、実はそれはちょっと背中の後ろに隠してみただけで、子どもにイライラしたときに気がつくとまた手に持っているのである。さらにパンッパンに膨らんだ風船を。

いや、ちょっと違う絵も思い浮かんだ。

代替手段にすり替えることは、子どもにイライラ風船を押し付けているだけなのかもしれない。子どもはさらに怒りをパンッパンに詰めて破裂寸前の風船を大人に返してくるものである。

二人の関係性の中で少しずつガス抜きしていくのがもっとも根本的な解決なのだな。だって、二人の関係性の中で生まれた感情なのだから。

なるほど。

雑考ベタ打ちなので具体的な解決策には踏み込まない。小学一年生の娘に限定すれば、おそらくスキンシップがはじめの一歩である。

※三大欲求には「感情の代替手段」という意味もあるんだなというのがよーくわかった

※いつもHUNTERXHUNTERと幽遊白書とジョジョだけで大変に申し訳ない

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