モテと恋愛と『原因と結果の経済学』丨「イケメンだから彼女がいる」は統計的に有意か

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鈴木ずかん
こんにちは、鈴木ずかんです。

恋愛の話をします。

唐突ですが、私はわりと女性にモテました。

「モテたい…!」と心から切望することはあまりありませんでしたが、身だしなみやコミュニケーションはそれなりに努力していたのではないかと思います。

ちなみに、イケメンではありません。

で、180°話を変えます。

「原因と結果」の経済学を読みました。

冒頭に因果関係と相関関係の違いが書いてあります。

  • 因果関係:原因が起きたから結果が起きた
  • 相関関係:原因と結果の関係ではない

「因果関係」と「相関関係」は混同しがちです。

「テレビを一日◯時間以上見る子どもは、大学の進学率が悪い」とか、

「アレをたくさん飲む人は、がんになる確率が低い」とかですね。

テレビを観てると、いかにも「それっぽい」論理が溢れてます。

因果関係と相関関係はきちんと区別したいですよね。

原因と結果の関係にあるのか? それともまったく無関係なのか?

区別できれば、あなたは世の中に溢れる根拠なき通説にだまされなくなります。

で、話を恋愛に戻します。

原因と結果の関係性についてごちゃごちゃと考えていたところ、

「イケメンだから彼女がいるわけじゃないんだな」

というとても人道的で救いのある結論に達しました。

どちらかというと逆で、

 彼女をつくる努力をするとイケメンになる

 彼女がいるとイケメンになる

の因果関係のほうがより強度があるのです。

では詳しく説明します。

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因果関係を確認する3つのチェックポイント

書籍の内容に戻ります。

2つの要素の関係が因果関係か相関関係かを確認するには、下記の3つのチェックポイントを評価します。

 因果関係を確認する3つのチェックポイント

  1. 「まったくの偶然」ではないか
  2. 「第三の変数」は存在していないか(交絡因子がないか)
  3. 「逆の因果関係」は存在していないか

これらをクリアすれば、「2つの要素に因果関係はある」と言えるわけです。

恋愛で例えますね。

例えばこんな因果推論があったとしましょう。

顔がイケメン(原因)→彼女がいる(結果)

さて、これは因果関係が成立しているでしょうか?

その妥当性を確認するために、上記の3つのチェックポイントで評価するわけです。

  1. 「顔がイケメンだから彼女がいる」は、まったくの偶然ではないか?
  2. 「顔がイケメンだから彼女がいる」には、第三の変数が存在していないか?
  3. 「顔がイケメンだから彼女がいる」には、逆の因果関係が存在していないか?

どうでしょうか?

周りのイケメンリア充の友人の顔を思い浮かべながら、少し考えてみてください。

一つずつ見ていきましょう。

1.「まったくの偶然」ではないか?

ひとつめです。

1.「顔がイケメンだから彼女がいる」は、まったくの偶然ではないか?

初っ端から申し訳ありませんが、「顔がイケメン」は定量評価が難しいです(原因の設定を間違えました爆)

顔のパーツの配置などを細かく数値化して膨大なアンケート調査でも行えば定量化できて有意な結果が得られるかもしれませんが、現実的にボラティリティ(価値変動)が大きすぎます。

「人による」ってやつですね。

なので、経済学に真っ向から反しますが、私の主観で書いていきます。

全力で主観で言わせてもらえば、私に彼女がいたという事実が「顔がイケメンだから彼女がいる」の反例ですね。

イケメンじゃないですけどそれなりにお付き合いできましたから。

それではあんまりなのでデータも出しておきましょう。

明治安田生活福祉研究所の調査「20~40代の恋愛と結婚」によると、

「未婚者のうち、恋人がいる男性の割合」は、以下の円グラフのようになります(グラフはデータを元に筆者作成)

「20~30代の未婚男性の中で恋人がいるのは4~5人にひとり」ということです。

少ない気がしますよね。

イケメンがみんな既婚でブサメンだけが残っているならありえるデータかもしれませんが、そんなことはないでしょう。

未婚の衆の中にはイケメンもそれなりにいるはずです(希望的観測)

よって「顔がイケメンだから彼女がいる」はまったくの偶然であると言えるでしょう(希望的観測)

ちなみに私の場合は、相手の好意を告げられたときにまずはじめに思い浮かぶ思考が、

「ホントかよ?」

でした。

「これは偶然ではないか?」

という疑問ですね。

「好き…? いやいやいやいやまさかそんなことが((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

という感じ。

  • 別にイケメンでもなく話もおもろくない自分になぜ好意を?
  • この子の気まぐれではないか?
  • 自分、調子に乗っちゃダメだ…!

Oh… 卑屈ったらない。

相手にも失礼な話ですよね(今は超素直に受け取ります。もっと「好き」って言ってください。さあさあ待ってますよ)

決して相手を疑っているわけではないのですけれど、一瞬で防御壁を構築し、「浮かれちゃダメだ」「冷静になろう」と努めるわけです。

因果関係の考察を重んじる実に経済的な思考形態ですね!(にっこり)

さて、冷静になったアタマで次に考えるのが、「第三の変数」の存在です。

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2.「第三の変数」が存在していないか?

で、次にくるのが「他の理由があるのではないか?」ということ。

2.「顔がイケメンだから彼女がいる」には、第三の変数が存在してはいないか?

「第三の変数」「交絡因子」とも言います。

ただ顔がイケメンだからといって、清潔感もなく、女性の気持ちをまったく考えられず、約束を守らず、とっかえひっかえでゲスい人は女性とお付き合いすることはできないでしょう。

モテる人・彼女がいる人は、多かれ少なかれ表に出さない「モテるための努力」をしています。

清潔感のある身だしなみを選ぶことや、コミュニケーションを身につけるための努力。

これが「第三の変数」で、「交絡因子」です。

イケメンだから彼女がいるのではない

モテるための努力をした、【だから】イケメンになる

モテるための努力をした、【だから】彼女がいる

大切なのは「モテるための努力」という交絡因子です。

非イケメンの私がわりとモテた理由はここにあります。

彼女がいる人は多かれ少なかれ「モテるための努力」をしています。

もう少し自身の恋愛に踏み込んでいくと、相手側の交絡因子に思いを巡らすという愚策に苦心した時期もありました。

  • 彼氏にフられて今寂しいだけなんじゃないか?
  • 本当は私の友人とお近づきたになりたいだけなんじゃないか?
  • 自分を都合よく利用しようとしてるんじゃないか?

Oh… なんて疑い深い。

せっかく好意を寄せてくれている女性に大変失礼ですね。もうしわけございませんでした。

相手側の交絡因子はアンコントロールドな性質が大きいので、それを考慮するかは見極めが大切です。

考えすぎて消耗することは避けるべきでしょう。

ただ、利用することはできますけどね(ゲス)

で、お付き合いをはじめたとします。

だんだん「オレはモテるんだ」とカン違いしていくわけです。

3.「逆の因果関係」が作用してるのではないか?

忘れがちなのが最後のこれ、

3.「顔がイケメンだから彼女がいる」には、逆の因果関係が作用しているのではないか?

です。

実は原因と結果が反対だったというやつですね。

書籍には警察官の数犯罪の数の例があげられています。

「警察官が多い地域は、犯罪の件数が多い」

という正比例するデータが確かにあるのですが、この因果関係を考えたときに、

「警察が多い地域【だから、】犯罪の件数が多い」

という論理構成には違和感を感じますよね?

どちらかと言えば、

「犯罪の件数が多い。【だから、】警察官を増やした → その結果、警察官が多い」

のほうが体感的にしっくりくると思います。

逆の因果関係が作用していたということです。

恋愛市場に置き換えましょう。

「顔がイケメンには、彼女がいる」

というデータ(あるいはあなたの固定観念)があったとします。

これはほんとうは逆で、

「顔がイケメン【だから、】彼女がいる」

のではなく、

「彼女がいる。【だから、】自信がつく → その結果、イケメンになる」

の順番なんです(断言)

これ、すっげーあると思いませんか?

だって、彼女や奥さんがいる男性って、モテるでしょ?

ゆえに、

イケメンじゃないから彼女を諦めるなんて、因果関係が間違ってるんですよ。

彼女をつくる努力をするからこそ、イケメンになっていくんですよ。

さらに言うなら、彼女ができると自信がついて、さらにイケメンになるんです。

繰り返します。

「彼女がいる。【だから、】イケメンになる」の順番なんです(必死)

お金持ちがどんどんお金持ちになっていく構造を見てみましょう。

富裕層の資産は膨張を続けます。

なぜならば、経済のマーケットに乗って資産を増やすための投資を繰り返すからです。

消費ではなく投資です。資産を買っているんです。

で、一歩目として経済のマーケットに乗るためには、タネ銭をつくる努力をし、リスクを取って経済市場に飛び込む必要があります。

恋愛の話をします。

同じように、モテる人のモテ度も膨張を続けます。

恋愛のマーケットに乗ることで振る舞いや身だしなみが洗練され、顔も表情も性格もどんどんイケメンになっていくからです。

恋愛のマーケットに乗るためにはどうするか?

資産家になるプロセスと一緒です。

身だしなみやコミュニケーションスキルを磨きつつ、リスクを取って恋愛市場に飛び込むしかありません。

(慢心しているとマーケットから追放されるのは、経済市場も恋愛市場も同じ)

結論

結びます。

2つの要素の関係が因果関係か相関関係かを確認するには、下記の3つのチェックポイントを評価すればいいです。

 因果関係を確認する3つのチェックポイント

  1. 「まったくの偶然」ではないか
  2. 「第三の変数」は存在していないか(交絡因子がないか)
  3. 「逆の因果関係」は存在していないか

で、このチェックリストで「イケメンには、彼女がいる」という因果推論を評価すると、

 顔がイケメンだから彼女がいるわけではない

 彼女ができてからイケメンになっていく

 彼女をつくるにはモテる努力が必要だ

 だから努力しよう

という希望のある結論に達するわけです。

努力って何をすればいいかって?

手っ取り早いのは清潔感のある身だしなみでしょうね。

それだけで少しリスクを取る自信がつきますから。

あとは筋トレ(ブログ内リンク)ですかね。

リスクを取って恋愛マーケットに飛び込めばきっとモテスパイラルに乗れます。

で、結果論としてどんどんイケメンになってくんですよ。

イケメンはあとについてくるものです。先に求めるものではありません。

また個人的には、

恋愛関係 → 肉体関係

も、逆の因果関係だと思っています。

肉体関係 → 恋愛関係

の順番でいいじゃないですか。

最後に、話を書籍に戻します。

「原因と結果の経済学」の書籍をもとに恋愛論モテ論について書きました。

が、この本には恋愛に関する統計や経済学は出てきません。

以下のような統計学と経済学の最新の知見をわかりやすくやさしく解説した本です。

「ランダム化比較試験」

介入群と対照群が比較可能になるように、対象を無作為に振り分ける

英語では日常会話の中でよく「それはリンゴとオレンジを比べているようなものだ」という慣用句を使う。それを避けるための比較手法

「平均への回帰」

たまたま極端な値をとったあとは、徐々にいつもの水準に近づいていく、という統計的な現象

「スケアード・ストレート」

「早く寝ないとおばけがでるよ」

「恐ろしい」(スケアード)と感じさせることで「正しい行動」(ストレート)をとることの必要性を学ばせること

ランダム化比較試験によって逆効果であることが示唆されている

勉強のできる友人に囲まれて高校生活を送っても、自分の子どもの学力にはほとんど影響がない

経済学の有力な研究は、これらをすべて否定している

  • メタボ検診を受けていれば長生きできる
  • テレビを見せると子どもの学力が下がる
  • 偏差値の高い大学へ行けば年収は上がる

図解を交えてとてもわかりやすく解説されています。

読むことで、世の中に溢れる根拠のない通説を、一歩引いた大きな視点で眺めることができるようになるはずです。

オススメします。

最後の最後に言い忘れていたことがありました。

「私は割と女性にモテました」発言はすべて妄想です。

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三児をワンオペで育てる現在無職のシングルファザーです。公的補助金で細々と暮らしていましたが、子どもの教育にもっとお金をぶち込んでみたい欲目が出てきた&貯金食い潰したwwwため、退路なしのアフィリエイトサイト実践中。このブログでは育児やお金やトレンドについて雑多に書いていきます。 twitter feedly にてフォローしていただけると嬉しいです。
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