【夫婦で年収5000万円になる方法】午堂登紀雄・秋竹朋子

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夫婦で年収5000万円になる方法

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現実的に夫婦共働きでないと立ち行かない時代

ビジネスとお金の話、どんどん行きますよー(笑)後半はパートナーシップの話になりますよー(笑)もはや、書評ではないです^^;

まずは帯から。

新時代の生き方は「絶対収益家族」

会社も投資も先行きは不透明

信じられるパートナーと“ともに稼ぐ”新時代がやってきた!

うん、現実的に、今は共働きせざるを得ない社会です。過去に読んだ本からの抜粋ですが、

日本のサラリーマンの平均給与は400万程ですから、貯金はできて年間100万円。これを23歳の新入社員のときから60歳の引退時まで続けても、3700万円にしかなりません。
これでは、子どもの教育費はおろか、老後のお金だって出せません。堅実に貯めたって、その間にインフレ(物価上昇)が起きてお金の価値が下がったら最悪です。
ですから本書では、積極的に攻めることをおすすめします(もちろんご自身のリスクでお願いしますが)。

【お金持ち入門 資産1億円を築く教科書】 p36

85歳まで生きるとして、3700万円/25年=148万/年。60歳から85歳までは月々12.3万での生活。年金は不透明。ギリッギリなんとか生きていけるでしょうか?

ちなみに上の金額は、60歳引退まで300万円/12月=25万/月での生活で、しかもここにローンや教育費も含まれる場合です。

こわい!

共働きでダブルインカムでも、世帯年収は1.5倍程度でしょうか。(ただ、お金を使わないで生きていく方法も確かにあって、それはそれで豊かとも言えます。その場合は経済社会から何歩か距離を置くことになりますが、選択としてはおおいにアリだと思います)

前提として、夫は仕事、妻は家事子育てという家庭像は過去のものとなっています。都会は専業主婦とサラリーマンに社会が最適化されていて、田舎のほうが共働き率は高いですが、全体としてみると既に共働きが男性単独雇用よりも高い割合となっています。(青ラインが共働きね)

zuhyo01-03-17

出典:内閣府男女共同参画局

ただ、ここで言われている「共働き」は、「夫婦が別のところで働いている」つまりお互いに何の仕事をしているのかわからないという働き方です。この働き方は、夫婦の関係性=パートナーシップを薄くしていくものだとぼくは思います。3組に1組が離婚するという日本の状況も、この働き方が寄与している部分もあるのでしょう。

そこで著者が提言するのが『夫婦協力型ビジネス』です。

夫婦協力型ビジネスをやるということ

せっかく夫婦で協力してビジネスをするなら、協力し合って楽しんで、疲れないで、のめり込んで、お互いにレベルアップして、儲かって、だから楽しくて協力し合う、というポジティブなスパイラルに入りたいですよね(笑)いいなー、理想だなー。

そのためにどうするかという考え方、共有すべきこと、理想のモデルは図にまとめたのでゆっくり見てください。もう一度同じものを貼っておきます。夫婦でやっていくことに一歩踏み出す勇気がもらえる本です。

夫婦で年収5000万円になる方法

ただし、夫婦でビジネスをするのって、難しいんです。と、ぼくは思っています。パートナーシップがまっすぐにぶつかってくるからです。まずはこのネガティブな気持ちを外さないとうまくはいかない。そのためには、お互いに自身のビジネスに関する現状をありのままに認識することが大切だと思います。感情はいったん横に置いておいて、ね。

以下、知識や実力の上位下位は視点で変わると思いますが、便宜的に上下を付けてステージを場合分けしてみます。著書に書いてはいない、まったく私的なステージ分けです(笑)

ステージ1:夫婦共にビジネスに明るくない場合

結構幸せ。一緒に勉強して進んでいけばいいだけ。お金がないとしても、お互いに教え合ったり成功や失敗を共有したり、お金を上回る楽しいビジネスライフ&パートナーシップを過ごせるでしょう。今は苦しくても、お金はあとからついてきます。

ステージ2:夫婦の間に中途半端な知識・実力差がある場合

ここが一番危険。下位は「何で全部聞かなければいけないのか。自分はこう思う」上位は「こちらのほうが経験が多いんだから言うようにやって欲しい」という意見の衝突が起こりやすい。ビジネスとパートナーシップが切り分けられなくなって、両方が崩壊する恐れがあります。お互いの意見を尊重するというレベルではなく、『人間関係そのもの』に関して相当学ぶ必要が出てきます。

ステージ1からスタートした場合、一人がまず大きく成長してもう一人を引っ張り上げるというプロセスを経るので、『人間関係』を学ぶこのステージ2は苦しくとも必ず経由することになります。

ステージ3:夫婦の間に圧倒的な知識・実力差がある場合

結構うまくいくパターン。先生と生徒、弟子と師匠、メンターと教え子の関係。素直であれば、お互いに感謝し合える楽しいビジネスライフ&パートナーシップを過ごせるでしょう。お金に関しても、上位の実力者の手腕によって、困ることはない。【夫婦で年収5000万円になる方法】の著者、午堂登紀雄さん秋竹朋子さんは最初からこのステージっぽいですね。

ステージ4:夫婦共にビジネスに精通している場合

問題なし。お互いに単独でビジネスをしつつも、夫婦協力型ビジネスもこなす。最終的な理想形ですね。下位の人もある分野では上位の人を上回ることも出てくると思います。守破離の「離」に到達する分野が上位の人をサポートして、お互いに高め合っていく。

まとめ …… 人間関係の達人になるために

夫婦協力型ビジネスにおいて高みに登るには、ビジネスとパートナーシップをどこで切り分けるのか、どこで混ぜこぜにするのか、お互いに共有することが大切だと思います。全部切り分ければドライになり過ぎるし、混ぜこぜにし過ぎればウェットになり過ぎる。このバランスは、それぞれの夫婦で変わってくるものです。

どうやってアジャストしていくかというと、やはり一緒の時間を増やすことと、たくさん会話をすること、そしてスキンシップを重ねることだと思います。結局そこが、一番大切。

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