ザッカーバーグを見て寄付を考える ~コンビニ募金いいね!

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markza

Facebook CEO、Mark Zuckerbegは今日(米国時間12/1)、夫妻が持つ株式の99%を、「人間の可能性の発展および次世代の子供たちの平等性推進」のために寄付すると発表した。現在彼の持ち株は約450億ドルの価値を持つ。

彼の誓約は、生まれたばかりの娘、Maxima Chan Zuckerberg(通称Max)に宛てた長い手紙一部として書かれている。彼女の誕生はFacebook上で報告された。Zuckerbergは11月、娘の誕生後に2ヵ月関の育児休暇を取得する計画だと語った。

5.5兆円! すっげー…!スケールのでかい話だなぁ…!
しかも 育児休暇 まで(笑)

というのが第一印象ですが、記事を読んでみると更にいろいろと面白いことが書いてあったので、寄付について思うところをまとめてみました。

『寄付』 というと、 お金持ち が、 慈善事業を行っている団体 に、 大金を送る というように思ってしまいますが、そんなに肩肘はらなくてもいいよね、と思ったので。自分たちのお金の使い方にも活かせる教訓が含まれています。

ちなみに、アメリカにおける寄付は節税対策という意味もとても大きいのですが、寄付するほうされるほうの両者にとってウィンウィンなのは間違いないので、例え節税対策でもすばらしい話なんです。富が将来に有効に運ばれるわけなので。

政府に税金として収めるよりよほど良い使い方をしてくれるんじゃないでしょうか。政府が富をきれいに再分配すると思いますか?思えませんよ。そう考えると、「偽善だ!」なんて意見は視界が狭いだけですし、野暮すぎるということがわかると思います。絶対その声は出てきますけどね。

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寄付は長期的に考えてみる

今回の寄付誓約総額450億ドル=日本円で5.5兆円です。とんでもない金額です(ちなみに、日本の国家予算が世界2位で96兆3420億円、うち、歳入の50%弱が借金という火の車)。

とんでもない金額ではありますが、この金額を 生涯をかけて 段階的に 寄付していくのだそうです。一度に全額寄付となると、寄付される方も、嬉しいけど使い方に困りますよね。ぼくもいきなり宝くじ10億円あたったらちょっと困りますもん。でも、長期的に寄付があることで、今後の社会の変化にも柔軟に対応していくことができます。

最初に焦点を当てる分野は、個人に合わせた学習、病気の治療、人々をつなぐこと、そして強固なコミュニティーを作ることです

この宣言に、ザッカーバーグが今後世界において大切になるだろうと考えていること、そしてフェイスブック社が力を入れていく分野が見えて興味深いです。深いですよこの一文。

更に、以下のように書いてあります。

Zuckerbergは今後3年間、年に10億ドル以上のFacebook株を手離すことはないことを宣言している

これ、とても大切だと思うんです。

一気に全額寄付となるとどうなるか?きっと、株主も社員も「おいおい大丈夫か!?」となりますよね。しかし、まず初頭3年に制限を設けることで、「きちんと株主や社員を守りますよ」という姿勢を表明しています。フェイスブックの経営方針や業績予想まで見据えて、しっかり計画を立てた上で表明したんだろうなぁ…と思います。

今回のお話、慈善的な面ばかり取り上げられそうですけど、経営的にもとんでもないスケールの決断ですよ。

慈善事業に寄付する、という枠を外そう

一気に身の回りにフォーカスしますね。

『寄付』という言葉と『慈善事業』という言葉の相性が良すぎると思うんです。

おかげで、寄付するなら慈善事業にしなければならない、という枠ができてしまっている気がします。さらにこの枠が、「自分のことで精一杯なのに」とか「お金持ってる人がやればいい」とか、そんな貧相なメンタルを育ててしまっている気がするんですよね。

身近な人に、お金という形で、寄付する文化になったらいい。近くの人が「○○したい!」と言ったときに、お金でサポートできるなら、少額でもしてみたら面白いと思います。

「お金よりも物のほうが相手も気を使わないかな…?」

という発想こそ、自分がお金を汚いものと思っている証拠です。

理由は後述しますが、実はコンビニ募金がおすすめです。

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金額も大切だけど、まずは少額ではじめてみる

孫正義が東日本大震災復興に100億円寄付した!

…ってお話、ありました。今回は5.5兆円ですよ。550倍です(笑)。もうよくわからないですね!

一般人の僕たちは金額のことを考えてもしょうがないので、それは置いときましょう(笑)。寄付って、金額じゃないです。えっと、まぁ、金額ですけど(笑)、金額じゃない側面も多大にあります(頑なに!)。

そこで、まずは、コンビニの募金箱にお釣りの1円玉と5円玉を入れてみてください。最初、なんか調子に乗ってるみたいで超恥ずかしいので。でも、やってみると、気分いいんですよ。まずは自己満足でもいいじゃないですか。それが社会を考えるきっかけになるのなら。

募金したお金がどこに使われるのかもそっと横に置いておいてOK。今回のステップは、社会貢献ではなく、まずは自身のお金の観念を知ることなので。

まずは自己満足でいいんです(笑)

お金の使い方、お金の考え方、変わってきますよ。どんどん回るようになってきますし、お金への安心感が生まれます。

なんで私がしなきゃいけないの?

なんで私がしなきゃいけないの?という人は、それはそれでやらなくてもOKだと思います。ただ、少しでも寄付とかお金とのつきあい方に興味がある人は、ちょっと勇気を出してやってみたらいいと思います。実際そんなに勇気もいらないので(笑)

アドラーさんの素敵な言葉があります。

誰かが始めなければならない。他の人が協力的ではないとしても、それはあなたには関係がない。私の助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。

「自分が寄付しても寄付しなくても変わらない」って言うけど、それ、ほんとかな?

少なくとも、「自分自身」は変わりますよ。

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