書評【まだ東京で消耗してるの?】イケダハヤト

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イケダハヤト氏、あいかわらず東京をdisrespectしまくり。

でも、移住経験者から見ると至極まっとうなことが書いてあって、disrespectの背後にある大きな愛のかたちを感じるようになりました(笑)。これがファン化、もとい『信者化』という現象です(笑)。

氏は炎上の達人ですので人によっては抵抗が激しいでしょうが、まっとうな移住本としてお試しに読んでみる価値ありです。

個人的には、都内に住んでいて、子どもを育てていて、「はぁ……、今日も旦那の帰りが遅いなぁ……」とブーたれているお母さん にまずは読んで欲しい。そして、こっそり深夜の食卓に置いておいて、旦那のリアクションを観察してみてほしい。ふっふっふ……。

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ぼくもウェブ上でテキストを書いている以上、知名度がありそれでお金を発生させているイケダハヤト氏をフォローするのはこれまた至極まっとうで、先日の東京訪問の際に丸善日本橋店で購入して雑踏の中で読書。

超ざっくりと、こんな本です。

東京はもう終わっている

田舎のほうが圧倒的に稼ぎやすい

限界集落に移住して、こんな幸せになりました

「ないものだらけ」だからこそ地方はチャンス

移住で失敗しないための5つのステップと知っておくべき制度

ほら、まっとうでしょ?

移住関連の本は往々にして「パーマカルチャー」とか極端な「脱資本主義社会」に向かいがちですが、この本で述べているのはそういった極端な方向ではありません。

『資本主義の中で、バランスのよい環境と心のポジションをつくって行きましょうよ』というスタンス。

氏は「田舎は資本主義のフロンティア」という言葉をどこかで語っていました。東京一極集中でない新しい資本主義の形がはっきりと見えているのでしょう。事実、働きかたは分散化&ネットワーク化が進んでいます。住む場所だって分散化=個人の好みで選べるようになるのは時間の問題です。

タイトルどおり、東京で消耗している人にとっては、考えるきっかけになるいい本。

人生は、動かさないと、動かない。

でも、動かそうと思うだけで、けっこう動いたりする。

好きなことのまわりをただただうろついてみよう。

小さな一歩のきっかけになる本です。

地方移住を検討している人は必読。

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