素人カメラ好きが語る、カメラのもつ「認識する世界の解像度を上げる」という効用

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カメラには二つの役割があるんです。その二つはこちら。

  1. 視覚を記録すること
  2. 認識する世界の解像度を上げること

今回主にお伝えしたいのは、 2. 認識する世界の解像度を上げること について。なぜこの記事を書こうと思ったかというと、世界の認識のしかたという点で「これは到達点だ!」と言える映像を観たからです。記事最後に埋め込みますので、ぜひ読後にフルスクリーンで見てみてね。

では、ひとつずつ説明していきまっす。

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レクタングル(大)

1. 視覚を記録すること

こちらは一般的ですね。カメラの役割は、視覚情報を切り取って残しておくこと。

記憶装置=思い出を保存しておくためのモノという考えかたも、こちらに含んでます。モノとして残されるのは紙の写真や画像データ。だけど、その切片に人間の感情が載せられて保存されます。

デジカメやiPhoneカメラは、そこにフォーカスして機能を発展させてきてる。そこにSNSなどネットワーキング・テクノロジーが絡んで、感情のシェアという高度なところまでカメラは請け負うようになりました。

これは当たり前なので、説明するまでもないですね。

2. 認識する世界の解像度を上げること

今回お伝えしたいのはこっちのほう。認識する世界の解像度を上げること。

「視覚を記録すること」がどんどんと外に開く方向に向かっているのと対称的に、「認識する世界の解像度を上げること」はどんどん内向きに深く潜っていく方向に収束していきます。

なお、iPhoneのカメラではたぶんこの感覚は得られない。ではどうすればカメラで認識する世界の解像度があがるのか?答えは簡単。

ファインダーを覗くんです。

ファインダーを覗くと、世界が変わる。誇張ではなく、世界が変わるの。撮る人は感覚的にわかると思います。これはカメラの役割というか、「効用」と言ったほうがいいのかもしれません。

具体的にはこんな流れになるかと。

a. 世界の色数が増え、解像度(レゾリューション)が上がる
b. 世界の切りとりかた(フレーミング)が変わる
c.世界が変わる

また一つずつ見ていきましょう。

a. 世界の色数が増え、解像度(レゾリューション)が上がる

ファインダーを覗いて写真を撮っていると、ある日、違和感を覚えるんです。 「あれ? なんか今日、色がきれいに見えるな……」 と。日々の生活で目に飛び込んでくる色の数が増えているぞ、と。

なぜかこんなことが起こるのか? 脳の「色を認識する機能」の精度が上がったからだと思います。

写真を撮るとき、カメラのレンズは被写体にフォーカスを当て、ピントを合わせます。おもしろいのは、その一瞬前に何が起きているのか、ということ。カメラがピントを合わせようと動く前に、人間の脳はその被写体にフォーカスを当てているんです。

そりゃそうですよね。「これを撮りたい!」と思うのはカメラではない。人間なんですから。

ファインダーを覗いて対象に集中することは、普段の生活で肉眼で「見る」ことと比べ、段違いに脳の視覚分野が刺激される感覚があります。無意識とはいえそれを繰り返すことで、認識する色数が増え、解像度が上がっていくわけです。

ファインダー撮影することで拡張した色彩感覚と解像度。それが日常生活でもそのまま維持されることになります。

b. 世界の切りとりかた(フレーミング)が変わる

次は色の違和感がしっくり馴染んできた頃。

景色や人間の切り取り方(フレーミング)が変わります。「あ、このシーンを切り取ったら、こんな感情が写真に乗っかるな」と。自然とその段階に入っていくんです。

この感覚も、モニターで確認して撮影することではあまり得られないかもしれない。やはりファインダーを覗いて撮るのがいい。没入感が違うし、なにより楽しいので。

フレーミングというのは、「単なる視覚記録に自分の考えや感情を添付していく」という志向です。また、「目に入る不純物を削ぎ落とす」という志向でもあります。

いずれにせよ、見たままの世界ではなく、自らのフィルターを通して『作品』を作っていくことに興味と志向が動くのがこの段階です。

c. 世界が変わる

で、世界が変わります。何言ってるかわかんないかもだけど、ホント変わるんですよ。

人間の見え方が変わるんです。
子どもの見え方が変わるんです。
自然の見え方が変わるんです。
自分の見え方が変わるんです。
思考のフレームが変わるんです。

で、世界が変わりまくって到達点に達した人が映像をつくるとこうなりますよ、というのが下の動画。この映像観てゾワッとするのは、クリエイターの目の解像度の凄まじさが伝わってくるからです。「俺はこんな視点で日本を見てるんだ!!」という主張が、ビシビシと伝わってき来ますよね。

ぜひフルスクリーンで見てみてください。

In Japan – 2015 from Vincent Urban on Vimeo.

すっご!

さて、新年度はカメラが必要な季節。カメラって、上を見れば本当に切りがなくて……。

プロではなく、子ども撮り中心で、小さくて取り回しが良いのはこれがオススメ。ファインダーも付いてるし。オートフォーカスも追従して、速い。というか、ぼくが欲しいです。もちろん動画も高機能。

今使ってるのはコレ ↓ 。でもこれ、ファインダーついてないんですよ。なので、ファインダーは外付けしてます。それに単焦点の明るいレンズをつけて撮影。単焦点は楽しい。ファインダー覗いて単焦点で撮るのが楽しい。

もう両方とも中古市場に流れているので、今買うなら α6000 ですね。製品としても新しいし、性能もいいし、ファインダーも内蔵されてる。ぼくはもうしばらく今のセットで撮影楽しみまーす。

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