僕は根本的に
「思いは伝わらない」派
です。
一生懸命伝えようとしても思いは、残念ながら伝わらない。それでいいと思っています。
伝わったか伝わってないかよりも、伝えようと相手に思いを馳せること。それが大切でそれこそがコミュニケーションの本質ではないかと。
「伝えること」に意味はないけど、伝えあうこと=「コミュニケーション」には意味があると思います。
著者の細谷功さんは、
コミュニケーションギャップの三つの原因は、なくすものではなく意識するものだ
との姿勢をとっています。
コミュニケーションギャップの三つの原因というのは、
- 人間は例外なく自分中心
- 「伝わっている」という幻想
- 象の鼻としっぽを別々に見ている
です。
僕もその通りだと思います。
そして、どちらの道を選択するかを問うています。
1. 通じないのは相手のせいにして、自分は本能のおもむくままの言動をする
2. 通じないのは自分の工夫が足りないせいなので、日々工夫を重ねる
どちらも正解ですが、著者は2.をより豊かなものとしているようです。僕はずっと2.に“囚われて”生きてきました。しかし、1.もまた真なり、と、最近思います。もっと独善的に生きてもいいのではないかと。
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」アルフレッド・アドラー
全人類が読む価値のある本ですが、特に「理詰めでコミュニケーションを科学してみたい」
という方にお勧めです。
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ずかん
三児をワンオペで育てるシングルファザーです。 twitter でフォローしていただけると嬉しいです

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